Profile

ゆり呼こと渡邉裕美(「ゆりこ」こと「わたなべひろみ」)、東京都出身、奈良県在住。関西学院大学文学部卒。

公募初入選から数えて2017年で画業20周年になります。

インターネットの世界で触れた人びとの優しさから心を開くようになり、自分の作品が人の癒しになるということに喜びを見いだすようになる。

*初個展までの道のり

それまでは、学生時代の人間関係のもつれからくる心の闇や、重症筋無力症という命に関わる難病やもう1つの難病をかかえ、「人生は私を生かさない」と絶望していた。

手術が成功して社会復帰出来てもなかなか光を見つけ出すことが出来ず、それでも美術関係者に認められ、初めての個展を開いたのが1999年でした。個展のテーマは「救い」としました。

*菩薩絵~癒しの絵と言われるように

その後、心の悩みを消化、昇華するために描いた「自分を救ってくれるような存在」としての菩薩様や観音様の絵(上記掲載)が、「優しい」「癒される」と言われて、自分の苦悩の中から生まれたものなのにと、理解されない想いにさらに悩んでいた。

そんな中、第2回の個展のテーマを決めるときに、自分を悩ませたとある経験を絵にすることで人に役立てることはできないかとの想いのヒーリングアート「音霊絵画(アクサンツ)」を思いつき描き、その柔らかな色調や描線は好評を得ることとなる。

*開けた海外への道

これらの絵は海外に通じる団体にも認められ、オーストラリアの「Art Collection 2005 in Melbourne」への出品資格を得ることとなる。

この頃から海外への道が開けはじめ、ベネチアビエンナーレAU展、他、オーストラリア、韓国、アメリカはNYのアートフェアなどでの出品をはたす。

なお、国内での個展は、東京、大阪、京都などを含め13回を数える。

*出版

また、ブログを通じて出版への道も開け、今まででフルカラーの私製詩画集と、1冊の詩画集、4冊の表紙や章扉を提供した本、2冊の画集への参加をして商業出版をはたす。

2016年には自らの作品集「mizunoART 〜詩と薔薇と水彩の画家*渡邉裕美 画集」を出版。

おかげさまでほぼ完売に近くご購入いただく。

*終わりに

今は安らぎと微笑みの絵画を中心に、天使画油絵やマリアさまの水彩画、女性像などを描いています。

今後は国内を中心に、海外も視野に入れて活動しつつ、穏やかで愛のある絵を描いて、悩んでいる人や病を持つ人へ安らぎを差し上げたいと思っています。